カタヨリガチ

心地よさを味わうのだ

#繊細生活 -記録魔のススメ-

 

うちの母の趣味の一つ

 

それは、「記録すること」。

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もしかすると本人は否定するかも知れない。

でも、これは絶対に趣味なんだとわたしは信じて疑わない。

 

 

わたしが知っている最初の記録は、母自身の食物アレルギー分析記録。

幼少期のおぼろげな記憶ではノートに簡単な人体図を描き、いつどこにどういうアレルギーの症状がでたのかを、その日口にした食物とともに完璧に書き込んでいた。

 

次はわたしの受験の際、模試の成績やらセンター試験の点数やらを分析した記録。

さらに、糖尿病を患っていた愛犬のために、尿糖・食事・インスリン投与量も記録していた。

※人間の患者さんと同様に家庭でインスリンを注射器で投与しなくてはならず、また人間とは違い言葉で体調を訴えられないため、記録から投与量を分析し判断する。

 

最近では、わたしの祖父、母にとっては義理の父のトイレの頻度の記録。

90代でひとり暮らしをしている祖父は、あからさまに安否を心配すると嫌がるのです。

なので、トイレに「電気をつけると登録したアドレスに電気つけたよメールが送付される機能付き」電球をつけ、トイレ頻度を把握している母。

さらにノートにそのメール受信時間を書き出して分析し、おかしな動きをした時にさりげなくフォローできるように準備しているのです。(すごすぎる。)

 

趣味というには重大案件もあるけれど、それにしても記録が好きでもなければ到達できな精度なのだ。

 

 

そして私もまた

そんな母を、「また何か記録してるわあ」なんて呑気に傍観していたのに。

むしろ、母がまるでマネージャーのように、わたしの勉強の記録をつけてくれていたものだから、記録スキルが身に付かなかった、とすら思っていたのに。

 

 

血には抗えないのか

わたしも日に日に記録の鬼と化している。

 

最近は、外食の記録をGoogleカレンダーに残している。

※「food」のカレンダーを作成し、タイトルに店名とおおよその訪問時間を。メモ欄には食べたものとその値段を。

※タイトルの𓃟マークは検索用。「𓃟」と検索すると2年分の履歴が呼び出せるようになっている。

 

たかが記録、されど記録。

こんな記録でも

 

ああ、あの時あのお店に行って、こんなもの食べたなあ。

こんな風に感じたなあ。

しょっちゅう同じお店に行って同じもの食べてる。よっぽど気に入ったんだなあ。

この頃は〇〇さんとよく遊んでたなあ。

よくあんなこと考えてたなあ。

これは譲れない!!!って頑なだったなあ。

 

とか、

たくさんの記憶が、感じたことが、文字の羅列から連鎖的に呼び出されるから。

 

 

 

もし何かひとつ大事にしているものがあったら、その記録をつけてみるといいかも。

それは将来きっと日記以上に大切な記憶を呼び起こすきっかけになっているかも。

 

 

 


𓃟現在のくいしんぼう度𓃟

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