にわかには信じ難い、食べられる骨⚐シャンウェイ(外苑前, 東京)
この、骨。
さて、先月東京に行く用事があり、そうなると毎回直面するのが、どこでご飯を食べるか、という問題。
東京の土地勘がない私は毎度、食べログと乗り換え案内とグーグルマップを右往左往しながら途方に暮れ、結局頼るところはこれ☞孤独のグルメ:テレビ東京
羊香味坊(どれもこれもひつじ⚐羊香味房(神田, 東京) - こんなでも、くいしんぼう)も孤独のグルメで見たのをきっかけに行くことになったし、きっとあの番組と私たちとは食の好みの傾向が似ているのだろうと推測。困った時には孤独のグルメ、便りになります。
そして今回選んだのはこちら。
シャンウェイ
路面店と思い込んでいたらまさかのビルの2階。入りやすすぎず入りにくすぎず、店内は賑わっている。そんな絶妙に「穴場」な空間で、そこからすでに美味しいごはんのにおいがしている。
孤独のグルメ(シーズン4の第9話)でしっかり予習をし、この日注文したものを一覧にしてみると…
ちなみに三名(多分食べ過ぎ)。
そういえば、料理の国籍問わず、こういう場面でお酒とともに「前菜◯種盛り合わせ」みたいなものを頼まない人っているのだろうか。
この日の前菜のうちわけは
その中でも、次回「盛り合わせ」をパスしてでも頼みたいと思ったのが、紹興酒が効いた甘海老。
お酒の味が苦手な人は食べられないかもしれない程にしっかりと紹興酒の味が出ている。独特の甘みと、なんとなく醤油のような風味が甘くてとろりとした海老に合っていて美味しい。
そうして。そこから美味しい発見が続きます。
巨大な
⃟シャンウェイ餃子
ちょっとびっくりするサイズ。
ひき肉の料理は、サイズが大きくなるとジューシーさも増して美味しくなるように感じる。
皮も厚みがあってもちもちしている。
⃟やわらか雛鳥 ねぎ醤油
驚きなのは「骨が食べられる」ということ。
本当に食べられるのか?イメージが湧かず半信半疑だったけど、ほんとうに食べられる。
骨は口の中で砕けてゆくイメージ。じゃりじゃり?ザラザラ?食べ物としては初めて出会う食感であんまり味はしなかった。
骨が美味しいかというと良く分からないけれど、骨が食べられるようになるくらいの圧で長時間蒸された雛鳥はしっとりしていて、旨味も全部閉じ込められていて、美味しい。
そしてねぎ醤油が色味に反して味が濃くなく鶏肉の味を邪魔しないでひき立てているのも良いところ。
⃟マグロのカマの鉄板焼き
マグロを中華料理として食べるのははじめて。四川風で強気な辛さのタレとマグロが意外にも合っていて、美味しい。
⃟髙山烏龍炒飯 シャンウェイ風ウーロン茶のチャーハン (¥1,080)
黒チャーハンとの二択で迷い、店員さんの
- テイクアウトの可能性有なら→黒
- その場で食べきるなら→ウーロン茶
というアドバイスに従ってウーロン茶の方を選択。
その場で食べた方が美味しい理由は、鉄板で仕上げるからできるパリパリのおこげ。
カリカリしたもの、端っこ、お煎餅好きにはたまらない。
炒飯自体はすごく控えめの塩加減なので、お茶の香りがとにかく引き立っている。さらにトッピングされた素揚げのお茶っ葉の素揚げが香ばしい。
ここで改めて3名での注文内容。
一部持ち帰ったものの、それでもこの量を食べ、そしてその後の身体的ダメージもほぼ無かったということが驚き。
油分も辛味も味の濃さもなかなかのものだと思うのに、それに比べて塩味がそこまで強くなかったのが理由かもしれない。例えば同量もしくは同カロリーの、居酒屋さんの唐揚げを食べることができるかというと…いや、無理だと思うから。
そういう点も、また行きたい理由のひとつ。
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⚐シャンウェイ
東京都渋谷区神宮前3-7-5 大鉄ビル 2F
03-3475-3425
open 11:30~14:00, 18:00~22:00 (LO)
close 日曜日
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𖠌ほぼ日更新中𖠌
𖠌現在のくいしんぼう度𖠌