⚐溢彩流香(富田, 大阪)
2019年12月
完全予約制で、しかも予約の受け付けは毎年10月1日のみ。
…といういわゆる「予約困難店」の予約が取れた(という表現が正しいのかはちょっと不明だけど、とりあえず行けることになった)ので、6名で行って来ました。
目的は
水晶餃子
インスタで4日に一度は目にする勢いの、この餃子を食べてみること。あまりにも良く見かけるので見れば見るほど気になっていたのだ。
大阪市内に住み大阪市内で働いていると、理由が無ければ利用しない気がするJR東海道・山陽本線。その中でも各停しか止まらないJR摂津富田駅から徒歩5分で着きます。
溢彩流香
イーサイリューシャン
薄ピンクの建物の2階にお店があり、階段の代わりに存在する絶妙な坂道を登って上がります。ちなみにその坂道があるのは建物内です。
メニューはコースのみ。6品(¥2,000)又は8品(¥3,800)のいずれかで、8品だと
前菜→スープ→水餃子(2種 )→水晶餃子→本日の点心→本日の二品→主食→デザート
という流れ。
太字にした部分がおそらく6品との違いで、そうなるとやはり「有名な餃子だけでいいや」とはならず8品を選んでしまう。
可愛いお箸置き。なんと、私たちのテーブル6名、全員違う野菜だった。
お店全体に可愛らしさというか柔らかさというか、そう言った空気が溢れている。女性ひとりで営んでいるからかな。「え?ここ餃子のお店?」って感じ。
お手洗いもなんだかお洒落だし、アラウーノみたいな泡泡だった。
前菜
スープ
この日のスープは粕汁。しかし「粕汁」からイメージするもの(魚の出汁が効いて、根菜がごろっと入ってる)とは全く違う。
具材は百合根のみで、とてもあっさり仕上がっている。ほんのり甘くて、どちらかというと…甘酒?
水餃子
水晶餃子と並んでインスタでお馴染み、2種類の水餃子。この時はノーマルとイカスミ。
ノーマルの方が香味野菜がしっかり味を出していて「餃子」のイメージの範囲内。イカスミはとにかく上品というか優しい味というか、「わーい餃子だー!」っていう時に出てくるものではない。穏やかな気分で旨味をひしひしと享受したい、そんな餃子。
水晶餃子
待ちに待ったこの絵面!
水餃子よりもしっかりもっちりとした皮。それにこの焦げ目。
本日の点心
ここに至るまでに餃子を15個ずつ。ひとつひとつが小さいとは言えども、かなりお腹に溜まる。
正直「この流れで揚げ物か」と思ってしまったのですが…
大根の春巻き
これがもう、この日一番と言い切れる程、めちゃくちゃ美味しかった。
中身はほぼ大根で、ほんの少しだけ春雨を混ぜているそう。味付けは何でしているのだろう。大根の甘さと出汁が、薄味なのに強烈で
本日の二品
そろそろ求め始めていた野菜と、ちょっと個性的な麻婆豆腐。
麻婆豆腐はなんと贅沢に牛肉入りで、お漬物とよく効いたスパイス。初めて出会う味。優しい味付けが続く中で、これが一番パンチが効いていた。
主食
自家製の漬けた豚肉入り炒飯
デザート
苺を求肥で包んだもの。こういうデザート素直に美味しいし嬉しい。
持ち込みのワイン
ワインつながりの為、持ち寄りのワインを5本。結局ほぼ空いた。皆よく飲む人でした。
念願の餃子を食べ、大根の春巻きに感動し、満足。予約さえ取れればまたいつでも行きたい。
勢いで皆、餃子教室も予約して帰りました。
私は生肉と香味野菜を素手で触るのがこの上なく苦手なので躊躇したのですが、どうやら参加者は餃子のタネを触らなくても良いそう。包んだり焼いたりがメインだと聞き、それなら、とふたつ返事で。
またこの餃子が食べられるのなら、包むくらい頑張る。
****
溢彩流香
✆080-4017-6682
open -
close -
****
𓃟現在のくいしんぼう度𓃟